12月10日に第4回絵本コンサートを無事行うことができました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
今回は初めてのお客様も何組かいらしていただいて、とても賑やかでした。
クリスマス絵本が多いとのことで、サンタさんの帽子を講師の方々が準備してくださっていて、場が華やかになりました。
プログラム最後に読みました「トムテ」がとても素敵な絵本だったので、ご紹介したいと思います。
下記は、絵本の前にお話しした内容です。
極端なあがり症なもので、台本を用意してないと言葉が出てこないのです(汗)
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トムテはスウェーデンという北の国にいる、とても小さい小人さんです。
小さくて目立たないのですが、何百年も生き続けて住んでいる家の人が幸せになるように見守ってくれます。
夜番(よばん)と言って、毎日みんなが寝静まる夜に家や農場を見回って、仕事がうまくいくようにこっそり手助けをしてくれる優しい小人さんです。
なので、スウェーデンの人たちはトムテをとても大事にしていて、クリスマスになると、トムテのためのおかゆを納屋や仕事場に置きます。
この絵本は、そんなトムテについて135年前に詠まれた詩を絵本にしたものです。
スウェーデンではこの詩はとても大事にされていて、今も毎年大みそかの夜にこの詩は必ずラジオで朗読されています。
ちょっと難しい言葉もありますが、静かにして、トムテと一緒に冬の夜に出かけてみましょう。
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「人はどこからきて、どこへさっていくのか」長く生きるトムテが考え続ける姿が印象的です。
言葉もとても美しいですが、絵もとても魅力的な絵本です。
難しい内容ながら、小さいお子さんたちも一生懸命聞いてくださいました。
「わからないもの」との出会いは、子どもさんにとってこの先世界を広げていくときに大事な種になります。
大人にもちょっと難しいかなという絵本も、ぜひお子さんに読んであげてください。
また、「トムテ」は大人が読むと子どもの時には気づかなかったことを色々と考えさせてくれる絵本です。
今もこの詩が大切に読まれている訳が、読み終わってわかるような気がしました。
よろしければ、どこかで手に取ってみてください♪
それでは、次回の絵本コンサートは2月10日(日)になります!
鬼の絵本を中心にしようといまから考えています。
また、近くなりましたら、プログラムや絵本の紹介をしたいと思います♪
ぜひぜひお越しくださいませ。
それでは、本年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!